うまれてウーモ 羽 修理

左の羽が取れてしまったとのこと。

よくよく見ると、この羽は、ただ単に外れた代物ではなく、軸のシャフトには、羽の状態を開いた状態に戻すバネがあります。

さらに、このバネは、本体側と羽側に小さな穴が開いておりバネの両先端にある差込先を差し込むというものでした。

精密ピンセットで慎重に位置あわせを行い差込先を差し込み、じーっと静かに最後にシャフトを指し込むという、難易度がありました。

無事元に戻し動作確認しましたが、なかなか可愛らしいウーモくんでした。

歌を歌うのが好きらしく、何とも難しい言葉で歌っていました。

【ご依頼者様からのお声】

到着早々こどもが残りの三匹のウーモと一緒に遊んでいてとても嬉しそうでした。ダンスする時など無事羽根も動き、ウーモも元気に帰ってきて良かったです。中々おもちゃの修理とか出来る所が無いのでとても助かりました。また利用したいです。ありがとうございます。

リトミックダンスアンパンマン 首折れ 修理

お子様が、遊んでおられた間にアンパンの首を折ってしまい、ダンスが出来なくなってしまったとこで、入院されました。

頭部の開頭手術となりました。

頭部には、120mmの球体発泡スチロールが埋め込んであり、その球体に首関節(スプリング)が刺ささっている構造です。

衝撃で開放穴の周辺が割け、後頭部に向け破損しており、これが首をもたげている原因となりました。

既に発泡スチロールもボロボロの状態でしたので、ご提案した方法は二つ。

①同じ径のスチロール球に交換。

②欠損部分を補修&補強。

同じ球サイズのスチロールを手配すると、送料等で費用がやや高額になるため、今回は②の欠損部分をスチロールブロックは、成型しはめ込み接着しました。

その後、テープで補強もしております。

無事修理完了し、ダンスもできるようなりました。メデタシ、メデタシ。

P.S 後頭部の縫い合せは、まだまだ修行せねばです。

【ご依頼者様からのお声】

無事に直って良かったです。
本当にありがとうございました。
子供もたいへん喜んでいます。

人形内蔵用 ミニ レコードプレーヤー 修理

 
お人形に内蔵された音声の再生機です。

RE-140型のモーター不良でした。

レコードをゴムベルトで回し、針で音声を鳴らすため、市販のモーターでは、回転数が合わないだろうと推測されます。

同じ規格のモータは、手に入らないので、分解しモーターのオーバーホールを行いました。

古いグリスがこびりついており、接点回復剤で清掃し、モータ用の導電グリスを付加して修理完了です。

【ご依頼者様からのお声】

壊れかけのを以前聞きましたが修理していただいた方は、音量がはるかに大きく音質もレコードの針の音まで聞こえて素晴らしいです回転も安定しています。 どうもありがとうございますこの音は記録して残したいとおもいます。

馬と犬のフィギュア 関節修復 修理

馬型の変形おもちゃと犬型のフィギュア、どちらも関節の折れの修理依頼でした。

変形型なので、どの関節にもそれ相応の力が掛かり、そのまま表面的な接着では、容易にまた折れてしまいます。そこで、ある程度の遊べる強度を持たせる必要があります。足の付け根折れに関しては、2mmのプラ材心棒を挿入してエポキシで接着。

同様に犬の腰も折れた心棒をプラ材の心棒を入れ替え、こちらもエポキシで接着。犬の首は、2mmのプラ材ギリギリの径だったので、心棒用の穴あけが際どかったです。

一番大変だったのは、膝関節の複雑骨折でした。こちらは、当初5mm径のプラ材丸で切削したのですが、軟質のため、加工できても、十分な強度を確保できませんでした。そもそも、この関節の形状自体の設計も問題ありそうです。さてと、どうしたものかと思案した結果、プラリペアで関節を成型してしまうことにしました。

最初は、割れた部分のみ型取りして成型したのですが、割れ部分のリング状の成型は、軸に挿入した途端、外周に向かって圧力が掛かってしまい、また同じ箇所で割れてしまいました。そこでなら、関節全体を型取りして成型しのが、こちら。まぁまぁ強度も確保できましたが、形を整えるのに一番苦労しました。

 

【ご依頼者様からのお声】

この度は修理をしていただいてありがとうございました。息子がお気に入りだったおもちゃを壊してしまい困っていた所ネットでHPを見つけました。立つようになるだけでも…とダメ元で修理をお願いしたら強度の事を考えてパーツ作成までしていただいて直して下さったことに驚いています!丁寧な経過報告、提案有難かったです。これからはより大切に使いたいと思います^^* 本当にありがとうございました!

修理で使用しました、プラリペアは、下記より一式セットが購入できます。

たまごっち つぶれたネジ開封 修理

ねじはずし

黄色、ピンク、白、緑のたまごっちの裏蓋電池ケースのネジ頭つぶれによる、開封の対処をしました。

ネジ頭の溝つぶれですが、まずはの対処は、シンプルに適切なサイズのドライバーで強く押しながら左へまわすです。ネジ頭に溝が少しでも残っていれば、その抵抗で大体はなめたネジでもあいてくれます。

黄色たまごっち
ピンクたまごっち
白たまごっち
緑たまごっち

今回のご依頼は、できる限り傷をつけないというご要望でしたので、開封のアプローチを3段階に絞りました。

  1. 通常の開封で無理であれば、接着剤や市販のネジ外しで開封を試みる。無理であれば、傷は止む無しとして了承を得た以下の2以降を挑戦。
  2. ネジ周辺を大きく溝を彫り、ニッパーでネジの頭をつまみ開封する。
  3. ドリルでなめたネジの頭を削り取り、蓋を外して残ったネジを取り除く。

黄色、緑は、強く押しながらの開封で無事完了。ピンクは、かなり滑っており、強く押しながら開封を行い、ネジの頭が、出たところでニッパーで残りを回して外して完了。

白は、完全に溝がなくなっており、1.を挑戦。しかし、たまごっちのネジは、2mm以下のネジ径のため、接着剤や市販のネジ外しでは、全くの不可能でした。ネジ頭周辺に溝を掘り2.を挑戦しました。しかし、もろくなったネジの頭も溝と一緒になんと”もげて”しまったので、止む無く3.のネジの頭をドリルで取り払って開封しました。

蓋穴の拡張
もげたネジ

全てにおいて想像以上に満足のいく出来になっており、非常に驚いております。子供たちもとても喜ぶ事と思います。

~ご依頼者様の感想より~

CCP ナノファイルコンデジカム USBコネクタ外れ 修理

カメラ付きのラジコンヘリです。

リポの充電やMicro USBコネクタの抜き差しの反復によって基板から接続コネクタが外れて取れてしまった案件です。

しかし、コネクタの剥がれに伴って、基板のパターン配線も剥がれてしまったので、そのままでの修復は、ほぼ無理。まずは、USB充電機能を復活させるために、USBのVBUSとGNDを再半田し接続し復活できました。次にUSB通信にて内部SDカードと通信できるようにします。剥がれたパターンは、差動通信配線の片側でした。剥がれたパターンは、もうどうしようもないので、代わりに細いリード線で33Ωのダンピング抵抗まで半田付けすべく空中配線でがんばりました。

いやー、がんばりました。画像は、拡大鏡越しの画像ですが、コネクタのパターンの幅、0.65ピッチを空中配線で手半田です。

コネクタは、また取れないように、周辺をエポキシで固着しておきました。

おやすみホームシアター 基板 修理

ときどきご依頼のある、タカラトミーのおやすみホームシアターですが、今回も制御ICの不良で修理断念でした。基板とパーツ分解し、周辺の制御パーツの不具合も探りましたが、結局は、中央の制御ICが全く動いておりませんでした。
※リセットにて、光とモーターは駆動する場合があるのですが、どうもICが正常でないので、リセット状態も不安定のためのようです。

たまごっち 液晶修理 & ハンドルおもちゃ 電源スイッチ 修理

たまごっちのボタンの接触不具合は、分解掃除にて回復。裏蓋の爪折れは、破片を接着にて完了。一番の問題は、たまごっちの遊び方を自分が知らなかったことでしょうか、、、。

ベネッセのハンドル方のおもちゃは、電源スイッチの接触不良でしたが、交換できる汎用性の高いスイッチではなかったので、接点回復スプレーにて、スイッチ内部を掃除し回復。

フェラーリ電動自動車 バッテリー修理

 
バッテリーが過放電状態で充電できなくなっておりました。充電不可の原因は、コネクタの接点が、ゆるくなってしまっっていて充電アダプタに接続しても充電できずにそのまま過放電となったようです。

1Vを切っておりますので、交換が必要となり、同規格のバッテリーに交換。

バッテリーのサイズが異なるので、座席下のスペースの固定器具が使えず、耐熱性の強力両面テープで固定しました。