ソニーリピートカードプレーヤー CP-70 修理

CP-70

おもちゃ修理のご依頼を受け付けていると、時々思わぬ偶然の一致があったりします。

まったく同じ製品をまったく関係の無いお二人の方からご依頼が同日にあったりします。過去にたまごっちのネジ開けの依頼や、今回のソニーリピートカードプレーヤーCP-70も同日に二件の依頼がありました。

TVのニュースや番組、SNSなんかで取り上げられたのかなと思い、それとなくお聞きしても、まったくの偶然の一致でした。

雑談は、これぐらいにして、ソニーリピートカードプレーヤー CP-70の修理依頼です。当医院の記事を拝見になられたとのことで、他の症状と同じくカードの引き込み不良とのことです。早速動作確認しても、ゴムローラーが回っておりません。内部からモーター音もしますし、手で強制的にスライドさせると再生音はするので、恐らくゴム系パーツの不具合でしょう。

伸びたゴムベルト

ゴムベルトが、固化し伸びてしまったため、滑っておりました。同時に依頼のあった、別のCP-70とは、違い溶けて切れ巻き付ていませんでした。同じ製品でも製造時期で使用するゴムの材質が違うのでしょうかね。また、カードを引き込むゴムローラーは、また固化も進んでおらず今回もアルコール洗浄のみで修理完了です。

交換ゴム

と、思いきや乾電池での動作確認で別の不具合です。過去に液漏れしたような液漏れ痕があり、電池ボックスの導通不良が、プラス電極で起きておりましたので、ルーターで研磨して、これで完了です。

液漏れ

紙も自動でスムーズに再生しており本体も電池のみでも動作するようになり大変助かりました。

~ご依頼者のご感想より~

ソニーリピートカードプレーヤー CP-70 修理

CP-70

ソニーリピートカードプレーヤーも、いろいろご依頼(CP-33, CP-50)がありましたが、CP-70は、初めてのご依頼です。

リピートカードプレーヤーという機種は、トーキングカードプレーヤーと付随する機能が少し異なりリピートカードプレーヤーは、再生した音声を直後にリピート再生できる機能を有しています。

CP-33やCP-50の後継機種でしょうか、早速みてみましょう。

カードの再生ができないとのことですが、手でカードを送ると再生はできて、モーター音も内部から聞こえているので、キーパーツの故障でなく、ゴム系のパーツが経年劣化で不具合をおこしたのでしょう。

早速、内部をみてみましょう。

CP-70

CP-33, CP-50の筐体は、青のラインが引かれておりましたが、本機は違い筐体のラインがオレンジ色です。開封すると、、、

ゴムベルトの溶断

残念、、、内部は青でした!

で、例のゴムベルトはゴムが溶けて切れてプーリーに巻き付いています。これ、結構厄介なんですよね。ゴムが溶けてネバネバしてしまっているので、プーリーの溝をきれいにする必要があります。

備忘録として、この溶断したゴムは、アルコールできれいに除去できます。また、プーリーもグリスが固着しかけておりまして、駆動時のノイズが出ています。本機は、一応オーディオ機器なので、古くなったグリスを除去し静音を回復しました。

交換
グリス付加

ゴムベルトは、CP-55と同サイズでした。ゴムローラーは、まだ固化が進んでおらず摩擦も残っており、カード再生テストも良好でしたのでアルコール洗浄で修理完了しました。

しかし、CP-1000やCP-1100では、ゴムベルトはたいてい固化し交換します。一方、CP-33やCP-55では、溶断している例が多いです。生産時期によって材質が異なるのでしょう。


本日トーキングカードプレーヤーの修理完成品受け取りました。動作確認もできました。修理していただき本当にありがとうございました。

~ご依頼様のご感想より~

ソニートーキングカードプレーヤー CP-1100

CP-1100

当医院で一番の依頼数を誇る、ソニートーキングカードプレーヤー CP-1100です。不具合症状の多いゴム系パーツの経年劣化でした。

ゴムベルトとゴムローラー

ゴムベルトは伸び切っておりプーリーを回せなくなっておりました。ゴムベルトは、テカリと長期間使用していなかったため、ローラーの一部分にフラットが出ております。再生速度の不良になりますので、こちらも新品に交換します。

どのパーツも、既にメーカー様での修理受付も終了しておりますので、交換パーツは、自前で用意が必要です。当医院では、サイズの採寸とオーディオ系にて使用されているゴム規格のパーツを用意しています。無事交換にて修理完了です。

ご依頼者様にお子様がお生まれ、昔使ったいた本機を自分と同じように遊んでもらえたらということでしたが、これで無事遊んでもらえると思います。

ゴムローラー

諦めていた プレイヤーを蘇らせていただき 嬉しいです 注文? から 発送、途中経過 出来上がり を 丁寧に 連絡していただき 安心して お願いできました ありがとうございました

~ご依頼者様のご感想より~

子役カウンター修理

子役カウンター

玩具ではないようなのですが、子役カウンターなる機器の修理依頼がありました。野鳥や交通量調査の際に使用する数取器の電子版という感じでしょうか。

雑誌の付録にあったものを中古で譲り受けたとのことで、最近になり動作が不安定(電源が落ちたりフリーズしたり)になったとのことです。では、診断してみましょう。

何やら不審なものが、、、。
25倍拡大

電池の容量を確認すべく電池ボックスの蓋を開けてみると、早速ですが何か不審なるものを見つけました。電池容量は、問題なかったのですが、どうもあやしい匂いがプンプンします。

不具合は三か所

裏蓋を開封すると早速不具合箇所を三か所発見できました。

  1. 青丸箇所:電池プラス側電極の根本半田付け箇所から、金属の髭が伸びています。
  2. 白丸箇所:電池蓋の開閉認識ボタンの電極の汚れ
  3. 赤丸箇所:液晶蓋開閉に連動した電源スイッチのバネ曲がり

まずですが、 青丸箇所の金属の髭が一番危険でした。推測ですが、中古で譲り受ける前の方が、修理をされたのかもしれなく電池プラス電極を半田付けする際に、残してしまった半田の残りカスか何かでしょう。この髭が、電池挿入時に電池のマイナス極に接触してしまいショートを引き起こします。

ちょうどボタンを押下する際に位置的に電池ボックスの蓋辺りを握ってしまうので、突然電源が落ちることやフリーズしてしまう原因は、この髭ですね。

また、 白丸箇所の電池ボックスの蓋を開く際には、蓋の解放が認識できるよう安全設計がなされていて電源が落ちます。しかし、接触の電極が酷く汚れており、接触が不安定になっています。これも不定期に電源が落ちてしまう原因ですね。

最後に、 赤丸箇所についてです。この子役カウンターは、物理的な電源スイッチは搭載されておらず、液晶も表蓋を開くと、その蝶番付近に設置されてあるバネが連動して接触し電源が入る仕組みです。逆に閉めると電源が落ちますが、途中までのカウント値は、保存されています。

半田の残り髭は取り除き、汚れをバネの曲がり癖を直して修理完了です。

無事復活

昨日無事にお願いしていました小役カウンター届きました!
ボタンもスムーズに押せて表示画面も落ちないし新品同様
です!
修理お願いして本当に良かったです!
ありがとうございました!  

~ご依頼者様のご感想より~

イワヤ あかちゃん ペルシャ 蘇生

あかちゃん ペルシャ

イワヤ製のぬいぐるみは、今まで多くを診てきました。

誤って踏んずけたり、腰を下ろして上に座ってしまったりで、だいたい足が骨折します。ほんと多いです。

骨折処置の多くはぬぐるみを剥いで骨接ぎをしますが、ぬいぐるみの剥ぎ取りと裁縫がなかなか面倒な作業なのです。非常に作業コストのかさむ商品です。

さて、今回のご依頼は、過去に骨折し地域のおもちゃドクターに骨接ぎを2本してもらったが、再度、その2本+新たに1本が骨折したそうです。

早速状況を確認しましょう。

あら?顎がおかしいぞ!

三本の足が曲がるか完全に折れておりますし、なんと下顎も頭蓋骨と位置がずれてしまっております。

内部の状況を確認するため、ぬいぐるみを剥ぎます。頭蓋骨のはめ込みもあるので、縫い目に沿って切り開きます。

前足の骨折

前回の修理の跡があります。骨折の箇所をアルミのカバーで覆い、さらに骨内部をパテで固め最後にネジで固定するという処置がなされております。前任のドクター様の処置になります。

残念ですが、再度骨折した際の衝撃で折角の修理箇所がボロボロに砕けてしまっております。さらに、ネジを緩めたか新たなネジを追加したかでネジが飛び出ております。

さらに、頭部を確認します。

首まわり

頭が完全に取れており横にずれており、内部の骨格も割れて、一部のパーツもなくなっております。そのために首を縦に振る際に鳴る笛も鳴らなくなっております。

悲しいかなですが、ここまで破損が酷い場合は、修理はもうできません。安らかに眠りについてもらうことになろうかと思いますが、宅配おもちゃ病院では、そう簡単にはあきらめません。

骨接ぎにおいては、破損部分の再接着は面積が極小のため無理です。足を新たに作成するか新品と交換します。3Dプリンタで該当パーツを作成してもいいんでしょうけど、材質の問題で軟質に作成できません。これは、プラリペアも同様です。また、そもそも製品の形状設計や設備の問題もあります。頭蓋骨内部の破損も考えると、移植置き換えが、コスト的にも良いと判断しました。

実は、依頼時に市販がまだなされていることはお聞きしていたのですが、お子様が、たいへんお気に入りのぬいぐるみだそうなので、移殖で頑張ります!

新旧の比較(右:新品、左:現品)

ぬいぐるみのカバーを分離して本体を入れ替えるのですが、この本体の取り出しが、殊の外たいへんでした。ついでに、皮を揉み洗いもしておきます。

本体比較

新品も同様に着ぐるみを外します。

因みに、ホットボンドで、下顎、上顎が強固に接着されているのですが、頭蓋骨をそのまま流用しはめ込めればと思ったのですが、微妙に設計変更されており、構造が異なっておりました。そのままのはめ込みができません。

ドライヤーで暖めながら少しづつ剥がしていきます。

はめ込み

はめこみは、剥ぎ取りの逆なのですが、上下の顎をきれいに接着するため、素早い作業が必要です。

無事着せ替えが完了できましたら、仕上げは、縫い合わせです。 

裁縫作業
無事蘇生

お洗濯のおかげで真白にでき、動きも無事蘇生できました。なかなか大変な作業でしたが、お気に入りのぬいぐるみが復活したことで、お子様が喜んでくれたらと思います。


こんばんは、無事に猫ちゃん帰宅しました。元気になったマリリンとの再会、家族で大喜びしました。歩けなかった猫ちゃんが元気に歩く姿に感動しました。綺麗にお風呂に入れて頂けて、ふわふわ真っ白に!複雑な手術を引き受けてくださりありがとうございました、どこにお願いしても歩けずにもう寿命かなぁ…と諦めかけていましたが、瀧下さんにお預けして本当に良かったです。入院中もこまめに進行状況を教えてくださり、様子もわかり安心して猫ちゃんの帰りを待つことができました。診断書もご丁寧にありがとうございました^_^

~ご依頼者様のご感想より~

豆しば 三兄弟 ぬいぐるみ リモコン製作と綿絡まり除去

ちぎれたケーブル

手持ちリモコンで前進ができるぬいぐるみりとなります。リモコンの操縦部分がケーブルから取れてしまい、さらにそのリモコン部分も紛失してしまったとのことです。ご依頼は、そのリモコン操縦部分を製作して欲しいとのことでした。

元々のリモコン操作は、スイッチを押すと前進しもう一度押すと止まるという動作とのことでした。

ちょうど手持ちにダイソーのハンディファンがあり、電源スイッチがオルタネイト型のプッシュスイッチでしたので、流用するという計画です。

ハンディファン

まずは、動作確認ということでちぎれたケーブルの先を少し剥き動作確認しましたら、ちょっと動いたら止まります。ギアかモーターが空回りしていそうです。

ぬいぐるみなので、縫い合わせのラインにあわせて切り開きます。

開封状況

不具合の箇所が不明なので、最悪完全にバラバラになるまで開封することもありますが、運良くすぐ原因は判明しました。

中綿の絡まり

中綿は、可動部分に入り込んでいたので、余分な綿を取り出し、再度入り込まないように中綿の位置が移動しないようにホットボンドで位置固定します。

難関の縫い合わせも何とか済ませました。この手のぬいぐるみは、生地と生地が内側で縫われているので、表面には縫い合わせが目立ちません。しかし、一度縫い合わせを開いてしまうと、裁縫は、表面からしかできないため、ど~しても縫い目が表立ち目立ちます。※何か良い方法はないものでしょうかね。

次にリモコンを製作します。ハンディファンからは、モーターとファンを取り外し、電源スイッチとちぎれたケーブルを接続します。

オルタネイトスイッチ
こんな感じ
完成

完成させて修理は完了です。

特警ウインスペクター DX 特警手帳 液漏れ修理

DX特警手帳

修理のご依頼は、ボタン電池の液漏れにて起動しなくなったとのことです。

液漏れの場合、電池ボックスの電極の腐食もしくはアルカリ溶液の粉での影響で導通が取れなくなることが多いです。腐食が進むと電極も折れてしまい、修理が困難になることもありますが、さて状況を確認します。

錆び

電池ボックスは、幸いにして広範囲の腐食も粉のこびり付きもなさそうです。ピーピーチェッカにて導通を確認しますが、目視では確認できない酸化被膜が覆っており、まったく導通しておりませんでした。

緑青

粉は、水酸化カリウム(強アルカリ性)。水拭きなどして素手に付くと化学火傷を起こしますので、 くれぐれもご注意を。清掃し念のためルーターにて表面を研磨して導通を復活させました。


本体の動きを確認すると当時、購入した事を思い出しました。
丁寧な対応で安心しました。どうもありがとうございました。

~ご依頼者のご感想より~

トーキング ウッディ 修理フォロー

ウッディ

トイストーリーのウッディです。背中の紐を引っ張るとセリフをしゃべるというフィギュアです。お孫さんのウッディの修理に挑まれたそうですが、修理の途中で配線の経路が分からなくなり、ヘルプの要請がありました。

※当医院では、おもちゃドクター様からのヘルプ要請は基本受けておりませんので、おもちゃドクター様の場合は、紹介状を依頼者に発行していただき、当医院を紹介くださいませ。

さて、配線の経路不明とのことですが、状況を確認しましょう。

配線取れ

配線の経路はすぐ復旧できましたが、なぜか動作しません。ウンスンというか、耳をそば立てるとかすかに聞こえるほどに極端に小さいです。何か起きています!

早速、回路図を起こします。

回路図(正常版)

正常な回路図は、上図の通りなのですが、取り付けたあるトランジスタの型番が違います。

間違った修復

型番がC1815でトランジスタの回路も明らかにおかしいです。コレクタとベースが逆になっています。横にもメモを記入していますが、C1815などの国内製のトランジスタと中国製のトランジスタでは、コレクタとベースの位置が逆になります。

ですが、なんでC1815に交換したの?という疑問は、横に置いときます。

試しに手持ちのNPN ピン配が適用できるトランジスタを取り付けて動かしてみましたが、スピーカーの音が小さく感じますが、動作はするようになりました。

配線の経路のみ分からなくなったということで依頼があったのですが、調査をすると以下の2点が懸念されました。

  • トランジスタの不良を懸念し交換してしまったが型番や前述のピン配置の違うトランジスタを取り付けてしまった。
  • スピーカーの音量が小さいので、純正のインピーダンスより大きいスピーカーを取り付けてしまった。

お聞きすると、トランジスタもご自身で交換をされ、スピーカーも交換し、交換したスピーカーは廃棄したとのことです。( ̄▽ ̄;

※これ以上は、その理由をお聞きすることはやめました。

トランジスタは、基板上のCOBを破壊する危険性があるので、安易に交換するのは危険です。スピーカーもインピーダンスが違うと回路への影響もですが、音量も変化してしまいます。 純正スピーカーのインピーダンスがもはや知る術がないため、8Ω品でやむなくそのままにします。

取り付けたあったトランジスタは、C9013ということで、予想通りピン配の違う中国製です。当医院手持ちは、S9013しかないので、データシート確認の上交換しました。

間違ったトランジスタ
一応のチェック
基板のパターン剥がれ

基板上のトランジスタの足パターンに剥がれあったので、もしやと思ったのですが、外す際に長く半田ごてをあててしまったためにパターンも剥がれてしまったようですね。

ヘルプへのフォローは、以上で無事動作するまで復旧させ返送しました。

マミートーク 半田剥がれと充電池交換

トークボックス

当医院では、おなじみのマミートーク社のトークボックスです。というか、トークボックスというのは、輸入元の名前で日本名は、やはりマミートークのようですね。うーんややこしいので、今後は、マミートークに統一します。

ご依頼の内容は、以前ご使用になられたいた時は、正常に充電もでき起動もでき、ちゃんと起動音とセリフも聞こえていたのだが、カードの読み取りができないとのことです。

これは、いつものイメージセンサーモジュールの半田剥がれでしょう。お子様が、カードに対して強くたたいてしまうと、その振動で根本の半田部分が剥がれしまいます。

さて、状況を確認します。まず、 最初の故障から数年そのまま保管されていたとのことで、 内蔵の充電池が完全に放電状態のようです。充電池のみでの起動はできませんでした。ACアダプターの充電器越しでは起動確認できましたが、カードの読み取りは、ウンスンです。早速分解します。

お!

おや、いつもと違いますね。やはり、故障原因の多い半田剥がれに対応すべくグルーガンでホットボンドを剥がしこんで固定しているようです。では、その固着したボンドは剥がしてみます。

がっつり剥がれてました

予想通りですが、完全に両側の半田が取れてしまっています。ホットボンドでの固定も機能しなかったのでしょう。

子基板

次に多い症状である子基板のコネクタ抜けもホットボンドで固定されています。この点は、機能しているようで子基板のコネクタは取れていませんでした。

再半田

無事半田付けも終了し動作確認もACアダプターにてできました。次に充電池ですが、リチウムイオン充電池は、取り扱いに注意が必要であるので交換はしませんが、製造メーカー様の倒産などの事情を考慮し同型のLipoを調達し交換しました。ご依頼者様には、取り扱いに関する注意事項のお約束と誓約書のご提出を条件としております。

充電確認

充電確認もでき修理完了です。

フラッシュキング 左足つま先複製

左足 つま先に注目! なんか無い!

つい先日、肩の関節の接着に失敗されたとのことで、修理の依頼を受け、無事修復完了し返送したところ、”左足のつま先のパーツがなくなっているので、これも修理してもらないでしょうか?”と、追加の依頼を受けました。

肩の修理記事は、こちらです。

肩の修理が一段落して間もなくの依頼でど~しようか、、、と悩んでおりましたら、先に送って来られてしまい、悩む暇もなく修理の検討開始です。※なんか、作戦にハマった感もありますが。。。

やはり、よーくみると、片方のつま先に無いのは不格好ですね。

右足側の同じパーツ

このパーツは、両足に同じパーツが付いていますので、残存の右足のパーツを外して複製しようという作戦です。ここでの注意は、両足とも戦闘機モードに変形するのですが、その際に垂直尾翼をスライドさせるスリットが、右足側は、中央に1本ですが、左足側は、2本必要なので、まったく同じに複製すると垂直尾翼が収まりません。注意が必要です。

さて、複製方法の検討から開始です。以前、フィギュアの破損関節の複製でも使用したプラリペアでコピーをはかろうと思います。ですが、パーツがやや大きめで、単純な形ではなく、つま先を覆うように立体的な形をしているので、型取りの方法を考えます。

型取りくん
型取り

全体を覆うように型取りできそうです。型取り時は、できるだけ形に沿い後でパウダーを注げるように皿状にします。その後に、リキッドを注ぎ固着させるという流れです。

複製前面
複製背面

バリは、残っていますが、なかなか良い出来に複製できました。

合わせ作業
良い感じ!

バリがはみ出てしまった余分な箇所をヤスリやルータで整え最後に塗装です。

通常、当医院では、塗装を施す修理は行っておりませんが、流石にこのまま返送する訳にはいかないので、シルバーのスプレーで吹いておきます。

残念ですが、当医院は、塗装設備がないため、綺麗な塗装ができません。本来であれば、パーツの表面を磨き下地のサーフェイサーを吹いて整え、光沢シルバーと鏡面仕上げでもしたいのですが、おもちゃ修理の範囲を超え設備投資も必要で、何より修理費がお高くなってしまいます。

秘密兵器の登場です。100均のシルバースプレー!

おおお!
おおお2!

垂直尾翼のスリットの位置の違いもわかりますね。

おおお3!

近くで見るとやはり粗さが目立ちますが、コストをかけずに玩具として仕上げるには、かなり良いできと自負しています。

遠目だと分かりませんね。

シールもカラーコピーして貼り修理完了です。

個人的にも、かなり完成度も高く大満足です。ご依頼者様も満足していただけるよう願っています。


無事フラッシュキングが届き、子どもたちも「足が直ってる」 と喜んでおりました。きれいに仕上げて下さりありがとうこざいました

~ご依頼者様のご感想より~