フィリップス イヤホン 断線修理
愛用のフィリップス製のカナルイヤホンの延長コードが断線しました。
2018年に購入したSHE9700というシリーズでバカ売れしたらしい。
会社同僚の友人の勧めもあって使ってみたら、低音が半端なくよかったので、愛用しておりました。
前職がオーディオ製品も開発してメーカーだったので、迷わず自社の携帯オーディオとイヤホンを選んでいたのですが、進められて使っていたカナル型イヤホンがホントよくて他の選択肢が無くなっておりました。
このイヤホンには、延長コードが付属していたのですが、コネクタの根元で断線してしまいました。
流し込まれていた樹脂を取り除くと半田取れが見えます。


目視ではこんな感じで半田が取れていたのですが、実はコネクタ端位置のケーブル内にも断線があり、短くカットして付け直すことにしました。
イヤホンのケーブルを修理した経験あればご存知かと思いますが、ケーブルには被覆が施されており、熱に溶かす必要があります。
半田コテで端を熱し被覆と取り除きます。
さて、ここまでは誰にでもサクッとできますが、延長ケーブルの被覆の強度を上げねばなりません。
この手の断線は根元が何度も曲げられ金属疲労で断線していることが多いので、以下のように強度あげます。
- 固められていたコネクタ内部の樹脂の代わりは、弾性のエポキシ接着剤とする
- コネクタカバーの外装に三段で収縮チューブを巻き曲げを抑制する

接着剤が固化したら小さいサイズのチューブから順に固めます。
この作戦は、おもちゃのケーブルの断線にも応用できますね。
一段目
二段目
三段目