1/144 R/C フルファンクション ジェットモグラ 修理

ジェットモグラ

タカラ製 1/144 R/C フルファンクション ジェットモグラの修理依頼です。

今回も前回同様に、補修パーツとして、4体と牽引車 1体が同封されており、この5体をもって、1体のジェットモグラを完成させるといった要件となります。

さてでは、届いたパーツを確認します。

5体の補修パーツ

組み上げるために必要なキーパーツとして、替えのきかない以下2点があります。

  • 制御基板(専用設計基板)
  • Ni-MH充電池(規格サイズの流通なし)

早速ですが、5体の内訳を調査してリスト化しました。

OK/NG判定

特に、本製品は、発売から数十年が経過しているので、Ni-MHのバッテリーは、ほぼ100%液漏れを起こしており使用不可能でした。制御基板は、かろうじてモグラ部と本体の1枚づつが生きておりました。

液漏れ

液漏れによって導線はもちろんですが、スイッチや基板へ腐食が広がっておりました。

基板の腐食

基板の半田面に腐食が広がると、断線したリード線の再半田も不可能になり、かなり厄介です。

今回のご依頼は、補修パーツの調査&リスト作成の時点で修理不可能という判断をくださねばなりませんでしたが、そもそも本製品の設計思想に言及すると、バッテリーが交換仕様となっていないため、腐食によるダメージで修復は無理がケースがほとんどと思います。※これは、例え新品の未開封製品でも、内蔵のバッテリーが液漏れを起こすので、ダメージが大きいことを指しています。

非常に残念ではありますが、1/144 R/C フルファンクション ジェットモグラの修復をお考えの方は、修理不可能と思った方がよろしいかと思います。