恐竜のラジコン

恐竜のラジコン

恐竜ラジコンの修理依頼です。電池を入れ替えても動作しないとのことです。自粛期間につきお子様のために急患対応させていただきました。

赤外線よる操作となります。到着後動作確認をしましたが、やはりうんともすんともしません。本体側ですが、腹部に電源用のスライドスイッチがあるのですが、どちらがONで、どちらがOFFの明記もなく困っていましたが、どちらにしても動作しませんので、何か起きてはいそうです。

さて、赤外線の送信機ですが、赤外線がまずは、送出されているか確認したところ、まったく出ておらずで調べたところ、電源スイッチの接触不良とタクトスイッチの接触不良がありました。

電源SW

送信機の電源スイッチは、目視確認でも状態がそれほど悪くなく接触不良の程度が悪くなく接点回復剤ですんなり接触が回復しました。

タクトスイッチ

次にタクトスイッチですが、結構やっかいでした。手持ちのスイッチは、通販なんかで容易に入手できるタイプなのですが、高さが、5mmで送信機に使われているスイッチの高さは、4mm程です。

最初、高さを気にせず交換し蓋としめたところ、タクトスイッチが押せません。というか、おしっぱなしになっていました。

そうです。タクトスイッチの高さが高いため、ふたを閉めるとスイッチが押されたままになってしまいます。

タクトスイッチ

左上が、元々ついていたタクトスイッチで、右上が交換する手持ちのスイッチです。高さが合わないので、右下のように底面を削り高さを合わせました。

さて、送信機の修理が終わったところで、本体が反応するか確認したところ、やはりうんともすんともです。本体側にも何か不具合が出ているものとして開封します。ここで、問題が出てきました。

首の付け根

首の付け根と本体ですが、頭部は、ゴム質のカバーで生成されており、プラスチックの本体に接着されています。開封には、これを剥がさないといけなさそうなんですが、過去の経験でこのゴム質の接着を元に戻せるか不安がありました。詳しい材質が分からないと手持ちの接着剤でくっつかないんですよね。

さてさて、どうしようといろいろいじっていましたら、運よく頭部を外さなくても本体内部はチェックできそうでした。早速、電源スイッチや配線をチェックしたのですが、これといった不具合はなさそうです。ついでにギアボックス内もチェックしました。

ギアボックス

これといった不具合もなく途方に暮れていたら、なんと正常に動きだしてしまいました。本体側の電源スイッチも念のため接触回復させたり、ギアボックスを分解していたりしたので、何かの拍子に不具合要素が除去できたのだと自己解決しました。恐らくですが、しばらく保管していたモーターが固着していて、ギアボックスを分解した際に指でこじったはずみで回りだしたのかもしれません。

まぁ、どちらにしても確たる要因が不明なので、数日動作確認を行い問題なかったので、修理完了としました。