たまごっち 押しボタン交換

たまごっち 押しボタン交換

過去の修理事案でも時々ある押しボタンの反応が悪い件です。押しボタンの反応が悪い原因は、基板との接触端点が汚れていたり、シリコンゴム製のボタン側に塗布されている導電塗料が剥がれたり、導通不良などです。同じような不具合は、赤外線リモコンの押しボタンの反応悪化と似ています。

金メッキパターン
押しボタン塗料

目視レベルでは明らかな問題はなさそうですが、アルコール洗浄と接点復活剤を吹いて動作確認をしましたが、多少の反応の改善はありましたが、完全な回復はしませんでした。

さて、基板側の金メッキされたパターンは問題なかろうかっら、このような場合は、以前の記事のようにボタン側の導電塗料にアルミ箔をはり回復をはかります。

ですが、実は今回のたまごっちですが、2017年発売の復刻版というたまごっちで、裏蓋のネジの頭がつぶれないように改良されており、シリコンボタンも材質が変わったようで、両面テープが貼れない素材になっております。

困りました、アルミ箔を貼れないです。そこで、そういえば、前に仕入れていた、たまごっちが、あったけなということで、そのたまごっちのボタンに交換を試みました。色味がかなり違いますが、接触が改善できました。やはり、ボタン側の塗装に問題があったようです。

実は、修理作業後に、問題のあった押しボタンですが、両面テープでアルミ箔を貼りつけることができなかったため、アルミ箔を接着し元のたまごっちで動作を確認してみました。

アルミ箔を貼りつけても接触が改善しません。どうも押しボタンのストロークが足りなく、強く爪で押し込まなければ反応しません。詳しい原因は、不明ですが、どうも導電塗料の劣化以外にもボタンに何らかの問題があったようです。接点の洗浄などで接触が回復できなかった場合、アルミ箔での回復手順に変更はありませんが、ボタン自体に何らかも問題があった場合は、やはり交換以外に修理はできそうありません。何か他の良い策を検討しないけいけないので、今後の宿題にしたいと思います。因みに、導電塗装を再度行うことは、コスト面からかなり厳しい方法となります。


凄い!凄いです!

こんなに完治した状態で返ってくるなんて感激しました!

おもちゃ修理について色々調べた所おもちゃ病院というのを知りました。他の病院は毎月決まった曜日に出向かないといけないそうで宅配で対応してくれるこちらに連絡したところお忙しい中にも関わらずすぐに修理依頼を受けてもらう事が出来ました。

実績を一覧で載せているのもとても分かりやすくて安心して預けることが出来ました。 ボタン反応が悪くて今回修理してもダメであれば諦めようと思っていたのですが お任せして良かったです。

ボタンを交換したので色が変わりましたが、他に無いオリジナルモデルになったので今後一層大切に出来ます。 ストレス無くスムーズに操作出来てます。

本当に本当にありがとうございました。お世話になりました。

~ご依頼者様のご感想より~