どらえもんっち 海のたまごっち JALたまごっち修理

JALたまごっち 海のたまごっち どらえもんっち

どらえもんっち 海のたまごっち JALたまごっち修理

潰れたネジ開けを含む、たまごっち三つの診断修理メンテナンスの依頼がありました。

どらえもんっちは、電極に錆があるとのことでこの錆を除去して欲しいとのことです。

海のたまごっちは、裏蓋のネジが潰れており、ネジの開封と動作確認および不具合あれば修理のご依頼です。最後にJALのたまごっちは、ネジは潰れていないのですが、ネジが固くて開かないという依頼でした。

では、早速診断しましょう!

どらえもんっち

どらえもんっち

ブリスターパックの壁紙にある、スネ夫の絵が、、、アハハ、、、。

1998年発売の復刻版のようですね。

表面
ネジは無事

電池蓋のネジは無事できつく締まらないように若干緩めてくれました。

で、電極を確認します。

液漏れ粉

ボタン電池からの液漏れの粉が付着していますね。

でその奥に電極のニッケルメッキも腐食で部分的に剥がれていますね。

弱酸溶液を綿棒にしみ込ませて表面を拭き上げ、残った粉と錆はもろ共ルーターで綺麗に研摩してしまいます。

研摩

綺麗になりましたね。腐食で一部が欠損していますが電極としての強度を含む大勢に大きな影響はないでしょう。

起動画面

どらえもんっちって起動の初期画面が、タイムマシンの机がタケコプターで飛んでるんですよね。

動作も問題ないですね。

これにてどらえもんっちの修理は完了です。次に海のたまごっちを診断します。

海のたまごっち

海のたまごっち
裏面

ボタン電池が入ったままで絶縁シートで絶縁はされていますが、シートを外しても起動はしません。

スケルトン筐体なので、透けてボタン電池の正極がみえますが、酷い液漏れにはなって無さそうかなという感じでしょうかね。

起動しない

では、本題のネジを拝見します。

左側

ネジ頭の溝の潰れ程度は低いですが、きつく締めてあると回らないんですよね。

右側

こちらが、溝がなくなってますね。

恐らく市販のネジ開け剤を使ったのでしょうかね。

この手の小さなネジにネジ開け剤は無力です。というか、まともに開けようとする場合、このネジ開け剤を綺麗に除去しないといけないので、また厄介です。

頭の周囲の肉が残っているで、まま明るい兆しがあります。では、難易度のたかそうな右側から開封に挑戦します。

えい!やー!とー!

う”りゃー!

右側

まず、ネジ開け剤をできるだけ除去しいつもの手筈で作業に着手しましたが、かなりたいへんでした。格闘すること、約30分~1時間、休み休みながら、途中諦めようかと挫けそうな心を奮い立たせて頑張りました。

なべネジの頭部分が蓋の面の上まで出たところで、ツマミ無事開けることができました。

次に左側です。

左側

左側も結構たいへんでした。

溝は残っていましたが、強固に絞めてあったので、びくともしません。

こちらも四苦八苦しながら無事開封できました。

無事開封

やはりボタン電池が液漏れしてました。

液漏れボタン電池

んで、電極もその影響が波及しております。

黒変

液漏れした箇所の電極が黒変していますね。

黒変

黒く焦げたような箇所は、もろ共研摩します。

表面をアルコールで拭き上げたぐらいでは取れません。

研摩

綺麗に研摩したら、起動確認します。

難解生物

何やら、海の生物らしきキャラが出てきたぞ!

かえるのような蟹のような。。。

動作確認も問題なさそうですね。

海のたまごっちのネジは無事開封でき、液漏れも軽微でしたので無事起動もできました。

次にJALのたまごっちです。

JALたまごっち

JALたまごっち

JALたまごっちは、ネジの溝は潰れていないのだが、ご自身ではネジを開封できないという代物でした。なので、液晶が映ったままで届いております。

裏面

ネジの溝には、多少の傷がついていますが、潰れというレベルではないですね。

ですが、それよりネジ頭周辺の凹みが方が気になります。

ネジ穴修理の傷は、ご自身で付けたということですが、この溶け方からすると、強固にしまったネジを加熱し筐体との接し面を軽く溶かしたのでしょうかね。

因みにですが、このような加熱をして溶かしたりすると、ネジ山と筐体との食い込みがさらに強固になるので、全くの逆効果です。

まぁ、今回のネジの具合ですと、ふつーにドライバーで開けることができます。

サクッと開封

サクッと開封!

無事開封

無事綺麗に開封でき、ボタン電池も液漏れしておりませんでした。

JALたまごっち

今回は三つのたまごっちのネジ開けと修理でした。

いづれも無事開封でき動作もできるまで修理できました。