USBの充電コネクタが破損してしまい充電できなくなったということで修理の依頼がありました。
コネクタの形状は、USB Type-B miniです。

コネクタ内のハウジングが無くなっておりコンタクトピンもグニャグニャになっていますね。

このぐらいピンがグニャグニャになると、差し込んでいたプラグ側にも損傷がないか心配です。
一緒に同封いただき確認しましたが、プラグ側は問題なさそうです。
では、もうメジャーではなくなりつつある、USB Type-B miniですが、コネクタを交換します。

コネクタは、子基板側に実装されております。

コネクタは、プラグシェル4本と信号線3本、電源/GND2本の構成です。

半田盛り特殊半田を混ぜて外し交換します。
混ぜる量をケチると失敗します。

盛った半田に溶かして混ぜ混ぜしてください。
かつ、半田コテの温度管理も大切です。
特殊半田を使用するので、専用の半田コテもしくは小手先を準備し温度管理も行いつつ慎重にコネクタを外します。
慣れていないと基板の配線を剥がしてしまい充電できなくなります。

混ぜた特殊半田が残留すると、通常の半田付けの強度が弱くなり半田付けしてもぽろっと取れてしまいます。
半田を盛っては除去し半田を盛っては除去を繰り返しきれいにします。

きれいに半田付けします。

無事交換できました。

無事充電マークも切り替わります。
とても迅速に対応して下さり非常に感謝しております。
ご丁寧なメールをこまめに下さり、また動画で状況も教えていただきとてもわかりやすかったです。
誠にありがとうございます。
~依頼者のご感想より~