2021.3.1 東芝 HDDレコーダー D-BZ510 電源修理

D-BZ510

東芝 HDDレコーダー D-BZ510 電源修理

おもちゃ修理ではありませんが、とある方から東芝製のHDDレコーダーの修理のお願いがありました。今回は、その紹介記事となります。

便利な世の中になり、インターネットでたくさんの情報が入手できます。今回の東芝製 HDDレコーダー D-BZ510の不具合に関してもネットには、多くの故障症状と修理方法が紹介をされております。自分もかなりお世話になっておりますので、その一助になればと思います。

まず、2011年製ということもあり、メーカーでの修理受け付けは終了しておりますので、ご自身で修理をするか、家電専門の業者などへご依頼する手しかありません。また、オークションやフリマサイトでも、修理完了品が出品されております。HDDなしの修理品も格安で出品されておりました。つまり、HDD以外の故障の場合、最悪その修理品を入手してHDDを換装してしまえば、ことは済んでしまうということです。

さて、今回のご相談は、お子様用に録画した番組を救出できないかというご要望とできれば元通りに稼働できればという優先順位でした。もちろんですが、HDDのデータを扱うため、修理作業に伴いデータの救出はもちろんですが、機種も復活できなくなるリスクも全て許容の上で依頼を受け付けました。

実機は、電源ボタンを押してもうんともすんともです。

早速ですが、事前の情報収集です。

・故障の症状・・・電源が入らない

・修理の目標レベル・・・HDDのデータ救出と機種の正常可動

ネットで検索すると、まぁーたくさんの修理事例が出てきます。本機は、船井製のOEM品ということもあるのか、東芝メーカー以外のメーカー様でも多数に販売されたのでしょう。電源が入らない症状以外にもWAIT表示から進まないという事例がほとんどです。恐らくは、同じ部品に関連した事象のようでした。

電源が入らない原因ですが、物理的な部品の破損の他にもケーブルやヒューズの断線もあります。

早速開封し目視確認しますが、念のため大事なHDDは、電源とSATAケーブルを外しておきます。

目視上は、特に問題はありませんでした。電源基板上のレギュレーターなども無事です。ケーブルの断線もなさそうです。

で、ここでネットでの情報を整理します。

どうも電源が入らないという症状とWAITのまま進まない症状の原因は、どちらも電源基板にある3300uFの電解コンデンサの劣化が原因のようです。

恐らく、劣化が進行する程度によってどちらの事象になるか分かれるのでしょう。

電源基板を目視すると、1次側の平滑用の電解コンと2次側の平滑用の電解コンと分かるような位置にあり、シルクから、+15V, +5Vの2系統の電源をつくっていて、今回の3300uFは、2次側の+15V用の電解コンのようです。

※回路図を起こしていないので、あまり信じないでください。

タワーマンションのように立ち並ぶ3棟の電解コンデンサーが電源基板にあるのがすぐわかります。電源系の不具合は、3300uFの電解コンが問題のようです。明らかに膨らんで破裂でもして液漏れしてくれればはっきりするのですがね。。。

おもちゃの修理であれば、時間の余裕もあり回路を探ってみるのですが、今回は少し急ぐので電解コンで交換し改善の有無を確認します。

因みに、お隣さんの2200uFも交換しておきたいのですが、手持ち2200uFの電解コンの耐圧のある部品を持ち合わせておらず、今回は、3300uFのみとします。

実は、ネットで検索すると、HDDの容量アップ記事もあり、ご依頼者に相談をしたところ、録画番組を見終えたところか、メディアに焼き終わったところで、改めてHDDの容量アップに挑戦します。

基板のベタ面が広く普段の半田作業以上にあたためが必要でした。

無事交換を終えたところで、組みなおし確認します。

無事起動しました。

録画番組もばっちり観えています。

3300uFの電解コンですが、電源の整流時の2次側平滑コンデンサー(のよう)でしたが、電源回路については、こちらのサイトこちらのサイトこちらのサイトで詳しく回路と動作が紹介されております。

さて、次回は、HDDを1TBに換装します。

本記事をご覧になられた別の方からの修理のご依頼記事もありました。