両手でひけるはじめてのピアノデラックスBOOK 基板配線 修理

黒鍵1番、2番が鳴らなくなったということです。

この手のピアノの鍵盤は、アクリルシートに伝導性塗装で配線を引き、鍵盤直下に押しボタンがあるスタイルです。

何らかの液体(特に酸性の)が鍵盤に進入した場合腐食を防ぎたいが、時間が経つと画像のように腐食にて変色し断線に到ります。

問題の鍵盤の配線を調べましたが、ボタン端子から基板までの配線に導通はありませんでしたので、修理するには、何らかの方法で配線を元に戻す必要があります。配線幅は、1mmも無い幅であるので、ここは、アルミ箔で基板をボタンまでの間を別配線を引きました。

一先ず、ここで無事鍵盤は、鳴るようになりました。

しかし、増設のホイルによる配線は、ボタン部分への何らかによる固定はできなかったので、今後遊んでいる中で箔がさけるかずれるかのリスクは残っております。

ご依頼者様と相談の上、その際は、別途ボタンの模様内固定できる策を練り直すことで合意し返却をなりました。

【ご依頼者様のお声】

この度は、親切丁寧な対応とお修理ありがとうございました。近くにおもちゃの病院もなくネットで直してくれるところを探してこちらにたどり着きました。配線の腐食なのでまさか直って返ってくると思いませんでしたが、色んなことを想定し相談しながら修理を進めて頂きこちらも安心してお任せすることができました。娘も今まで以上におもちゃを大事に使うようになっています。本当にありがとうございました!