アンパンマン おしゃべりいっぱい! ことばずかんDX スライドスイッチ交換 修理

おしゃべりいっぱい!ことばずかんDX

アンパンマン おしゃべりいっぱい! ことばずかんDX スライドスイッチ交換 修理

当医院でもお馴染みのアンパンマン おしゃべりいっぱい! ことばずかんDXのタッチペンの修理依頼です。

外来勤務している地域のおもちゃ病院のドクターからのヘルプにて対応しました。症状としては、日本語と英語の切り替えスライドスイッチの摘まみ部分が折れて取れてしまったとのことです。

因みに、DX(デラックス) と Super DX(スーパーデラックス)の違いは、こちらのブログで詳しく説明されており、赤筐体はSuper DXで黄色筐体が、DXのようです。今回のご依頼は、DX版となります。

さて、分解して内部を確認します。

折れたスイッチ摘まみ

黄色丸枠の赤四角部分にあったはずのスライドスイッチの摘まみ部分が折れてしまっていますね。本来は、この摘まみにスイッチノブをかぶせてはめ込むのですが、摘まみがないために英語と日本語の切り替えができなくなっていました。

このスイッチのサイズを調べます。

スイッチのデータシート

データシートからもこのスライドスイッチは、ガイドのボスが付いております。恐らく、取り付けのガイドと小さなスイッチですので、スライド時の基板への耐応力のためのものかと思います。

当医院には、交換スイッチの在庫がありますので交換をしますが、表面実装パーツなので、半田付けに少々技術を要求されます。表面実装をきれいに剥がせますでしょうか!?

除去成功

ペンチで摘まみコテの温度を若干上げ、周囲の半田を溶かしながら剥がしました。

まぁ、破損したスイッチですので、基板からきれいに取り除ければよく、外すスイッチは、壊れていますので、さらに破損しても問題ありません。

交換スイッチ

過去にスイッチの接触不良などでは、接点回復剤で復旧を試みますが、破損の場合は流石に交換となります。

無事動作確認も終わり修理完了です。