マミートーク 修理

マミートークとFlashカード

当医院では、お馴染みになりつつある、マミートーク社のマミートークです。

最近、トークボックスという鳥の頭のようなデザインのペンとは、名前が違うことが今更ながら判明しました。

赤い球体があるのは、マミートーク。鳥の頭のようなハンマーのような形状のは、トークボックスというようです。起動時の発声音でも聞き分けることができます。

マミートーク:Ha~i!, Let’s go play with mommy talk.(※幼い女の子の声)

トークボックス:Hi!, Let’s go play with talk box.(※大人の女性の声)

さて、余談は、このくらいにして修理です。

電源投入後、起動しないというよくある事例です。充電台にセットしても、”ぷち、ぷち,,,”と何やらノイズは発しはしますが、起動はしません。

実は、この現象ですが、トークボックスでは、純正ACアダプター(4.2V)を接続すると、起動に必要な電圧、電流が確保されているので、充電池が逝かれていても動作はするのですが、マミートークの場合、充電台での供給電圧が、3V後半から4V前半位で少し揺れているためでした。(その理由は、後述。)

充電方法

充電台の内部の調査は、行っていないのですが、LEDの点灯動作から、本体セット時に充電池の有無と電圧/電流確認などを行っているようです。充電池がセットされている場合は、残量確認後に充電開始、充電池がセットされていない場合は、OFFという動作をしているのでしょう。そのため、充電台にセットしただけでは、先程の充電状況の確認電圧では、起動すらできずで、まして今回のような保護回路がロック状態(後述)で充電できない場合は、動作の確認のしようがないです。

開封し内部を確認すると、リチウム電池の保護回路、恐らく長期間保管のため、保護電圧以下に電圧が低下したため、保護回路のロック機能が働いているためと思われます。

過放電か保護電圧の閾値を下回ったか、はたまた保護回路の故障か、そもそもリチウムイオン充電池の寿命なのかの確認は、リチウム電池の分解など必要になるため、危険性を考え行わず、他の修理事案同様に市販同規格電池の交換を行いました。

※本件は、当医院の宿題とし、ロック解除にて対応できる場合は、以降ロック解除にて修理を提供できるか検討中です。

付属純正の充電台とACアダプターにて、動作と充電確認を行い修理完了としました。

修理完了

当医院では、本品充電方法、使用時のご注意を紙面にて取り交わしておりますので、くれぐれも誤った使用にはご注意ください。専門知識や経験も必要になるため、ご自身での交換は、決して行わないでください。※本ホームページの注意事項にも掲載しております。

本修理時に、ネットを調べて判明したのですが、ネットオークションやフリマでは、付属純正のACアダプターを無くしたせいか、プラグの口があえば他のACアダプターを流用しているケースが散見されます。リチウム電池の充電においては、規定の電圧以上の充電は危険ですので、くれぐれも安易に使用することはしないでください。※別件ですが、Li-ion充電専用アダプターと充電機能を持たない単純なAC-DC変換アダプターは、全くの別物ですので、ご注意ください。


久しぶりに使おうと出して来たら、全く動かず、慌てました。
販売元は倒産、中古品も見当たらず…。
ネットで探し当てたおもちゃドクター瀧下さんに、藁をもすがる思いでお願いいたしました。
正直、ネットでのやり取りに不安はありましたが、過去の事例等のやり取りを拝見し、信頼出来ると確信し、お任せしました。
診断内容をメールくださったり、途中経過を報告してくださったりと、ボランティアでは申し訳ないほどの細やかさで対応くださいました。
難しい修理だったようですが、誠実に、確実に向き合ってくださり、感謝しかありません。
依頼が殺到するのも頷けます。
お仕事ぶり、本当に感激しました。ありがとうございました。

~ご依頼者さまのご感想より~