ファービー おもちゃ病院あるある症例

ファービー

ファービー おもちゃ病院あるある症例

今回の記事は、おもちゃ病院で経験する症例となります。

依頼者様のところでは、不具合が出ていたのだが、おもちゃ病院に輸送したところ、何故か不具合なく動作してしまったという症例です。

これは、地域の会場開催のおもちゃ病院でもよくあることなのですが、ご自宅からの移動の最中に状態が変化したとか、当医院の場合は、輸送中に不具合が解消されてしまったような事例です。

例えば、電池入れ方があまく移動中に正常位置になったとか、ギア噛みが起きていたが、輸送や移動中の揺れで噛んだギアが解けたとかもありえます。

今回は、大事に長期間保管されていたファービーだが、久しぶりに稼働させようとしたところ、最初ビクッとした後ピクリとも動かなくなったそうで修理の依頼がありました。

ですが、届いた直後に動作確認をすると、問題なく動作しております。

電池ボックス

電池ボックスの綺麗で電極に腐食も見られません。

乾電池

使用されていた乾電池の容量も問題ありません。

推測するに、長期間稼働していなかったようなので、モーターのグリス固化が起きていたのかもしれません。

何かの拍子にトルクを与えてあげると問題なく動きだすことが多いです。

また、ギアボックス内の稼働軸やツメなどが引っかかっていたが、輸送中の揺れで引っ掛かりが取れたのかもしれません。

当医院での動作確認では、数回の起動と電池の抜き差しなど行いましたが、ハングアップしてしまうようなことは起きませんでした。

修理作業自体は何も行っておりませんが、現状のままで返送とさせて頂きました。

動作確認1
動作確認2
動作確認3

※返送後も快調に動作しておられるそうです。