マウスでクリック★アンパンマンカラーパソコン カーソルボタン修理
ノートパソコンでいうと、タッチパッドの中に上下左右のボタンが付いているのですが、下方向のボタンが効かないとのことで修理の依頼を受けました。
この手のボタンが効かない原因は、ピアノのおもちゃの鍵盤もそうですが、間にごみが挟まっていたり、基板上の配線が断線していたり、ゴムパッドの方の接触部分が汚れていたりといろいろです。さて、診断しましょう。
左下の配線パターンを見比べると一目瞭然なのですが、配線中に腐食が出ています。致命的でもなければ、ある程度までは導通できるのでしょうが、押下した際のパッド側の具合や位置関係では、導通できない場合があります。基板側、ボタン側ともアルコールで汚れをとりましたが、かなり強く押さないと反応しません。やはり、導通を根本から修復しなくてはならないようです。
エアコンのリモコンでも使いアルミホイルでの修復を行います。以前、導通ペンでの修復を検討しましたが、高いんですよね。
ということで、手軽な修復としてキッチンにあるアルミホイルに薄手の両面テープを貼りボタン側の導電部分に貼り付けます。因みに、この導電部分には、抵抗成分があって、基板側のパターンに接触することにより導通が取れ、それをICが検知しボタンが押下されたと認識します。
ある程度の凹凸にも対応できるので、先の腐食で盛り上がったパターンにも対応できます。
無事、上下左右でのカーソル移動が復活しました。