![](http://www.takishita.jp/toy_hospital/wp-content/uploads/2023/07/IMG_20230726_122910-e1690454556456.jpg)
大人気のイワヤの赤ちゃんシリーズの赤ちゃんブリテッシュです。
画像が斜めなのは、写し失敗したのではなく骨折で斜めっているのでした。
![](http://www.takishita.jp/toy_hospital/wp-content/uploads/2023/07/IMG_20230726_122921.jpg)
右の後ろ足が折れてしまっています。
骨折で右側の後ろ足が動いていません。
ですが、肝心の折れた残骸の足先がぬいぐるの中にありません。
ぬいぐるみを開いた形跡はないので、恐らく残骸が本体内部に転がっているはずです。
少し振るとカラカラ音がします。
では、縫い目に沿って開き足の状態を確認します。
![](http://www.takishita.jp/toy_hospital/wp-content/uploads/2023/07/IMG_20230726_124923.jpg)
折れた足先はやはり内部に転がっており、何とか取り出せました。
ちょうど稼働軸の下で破断しています。
折れた箇所が少し曲がっているのでぽきっと折れたのではなく、ゆっくり曲がりながら最後に折れたようです。
骨接ぎは、いつのも通りワイヤーを通す穴をピンバイスであけてワイヤーで強固にまずは固定してからエポキシ接着剤で固めてしまいます。
ただ、稼働軸の横なので穴をあけることができる場所があるか、あけれたとしても固定できるかがポイントになります。
では、足パーツが取り出せるまで縫い目を開いて本体のネジ留めを外します。
![](http://www.takishita.jp/toy_hospital/wp-content/uploads/2023/07/IMG_20230726_132231.jpg)
後ろ足の軸から折れた部位を取り出せるまで開きます。
![](http://www.takishita.jp/toy_hospital/wp-content/uploads/2023/07/IMG_20230726_135108.jpg)
穴の位置に注意すればワイヤーは通せそうですね。
![](http://www.takishita.jp/toy_hospital/wp-content/uploads/2023/07/IMG_20230726_140816.jpg)
ワイヤーは3本で穴位置は、7箇所です。
では、エポキシ接着剤で固めます。
![](http://www.takishita.jp/toy_hospital/wp-content/uploads/2023/07/骨接ぎ1.jpg)
![](http://www.takishita.jp/toy_hospital/wp-content/uploads/2023/07/骨接ぎ2.jpg)
エポキシ接着剤が固着するまで十分に時間をおき稼働テストをします。
すぐぽきっと折れることもなく固着できましたね。
では、ぬいぐるみを縫合しますが、過去の失敗もあるので、徐々に縫合しながら稼働を交互に繰り返し作業します。
![](http://www.takishita.jp/toy_hospital/wp-content/uploads/2023/07/-e1690455616716.jpg)
この愛くるしい動きが大人気なのえしょうね。
こどもたちもたいへん喜んでいます。 ありがとうございました。
~依頼者様のご感想より~