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ソニートーキングカードプレーヤーCP-1100 支柱干渉
ご依頼の内容は、カード再生不良とのことで正常にカードが送れていないことによる再生不良なのですが、ゴム系部品の交換で再生機構の修理は完了させてます。
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さて、今回は、件名にもありますように支柱にプーリーゴムが干渉し異音を発している事象について紹介します。今回の修理では、プーリーゴムを交換した際に干渉ノイズが出ておりました。
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プーリー用のゴムベルトを交換する際、純正のゴムは既に入手できませんので、別途用意している旨は、当医院のホームページでも紹介していますが、実はこのプーリーゴムですが、CP-1100では、筐体のネジ止めの支柱に干渉するのですね。
当医院では、数多くのCP-1100を拝見しておりますが、製造段階で支柱の干渉部分を手作業で削った跡があるので、恐らく筐体設計後に発覚した不具合と思われます。
ひとりごと
開発者:筐体のサンプルが納品されたから動作検証しましょう
検証担当:何か再生時に異音がします。調べてみたら、プーリーのゴムが支柱に干渉して擦れて音が出ています。
開発者:なにー!どれどれ、、、なにー!!!ど、ど、どうしよう。。。リーダーに相談しよう。
リーダー:予算的にもスケジュール的にも今更筐体設計をやり直せない。仕方ないので、工場のラインの人に手作業で干渉部分を削ってくれと頼んでくれ。
というわけで削ることになったのかなと推測しました。でも、この削り量は、たぶん担当者の目分量なんですよね。なので、今回に見たいにプーリーゴムを交換すると削り量が少ない場合、再度干渉が再発するといった具合です。
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無事干渉ノイズも解消され、動作確認も無事すみました。メデタシ、メデタシ
早速電池を入れてカードを挟みました。そうそう、こんな音だったと懐かしかったです。とても昭和な音ですね。 35年以上前のものなのでカードのほうも出番の多かったものは音がよれよれでしたが、乾燥を保てたほうのカードは問題なく音が聞けました。 お陰様で孫が来たら一緒に遊べます。迅速丁寧な修理ありがとうございました。
~ご依頼様のご感想より~