タカラ ルシールカーニバル 印字ローラーバネ修理


修理頂き本当にありがとうございました。
私が小学生の頃に使用していた物でメーカーでも廃盤商品のため修理不可と言われましたので、どうしたものかと悩んでいた所、おもちゃ病院様が修理対応しているとネットで発見し大変嬉しかったです。
大切に使用させて頂きます。

~依頼者様のご感想より~

年に数回の頻度ですが、印字できなくなったということで依頼のある、タカラ製のルシールカーニバルです。同じ商品でハローキティ版もあるようです。

さて、印字できなくなった原因でもある、テープをヘッドに押し付けるバネが取れています。

だいたいの場合、このバネがテープカートリッジの収まるところに取れて転がっていると思います。また、このバネを抑えていたプラスチック製のツメの残骸も転がっています。

最低限、このバネがあることが修理ができる受け付けの条件となります。

では、作業に取り掛かりましょう。

てんしっちのたまごっち 電極腐食修理

2年程前に中古で購入し、1年半前まで無事遊ぶことができたとのことです。

保管時にボタン電池は抜いていたが起動しなくなったとのことです。

処分前提でのご相談だったのですが、それならば頑張らないといけません。

お問い合わせ時の添付画像から既に原因の一部が判明しておりました。

電極の状態を拝見すると画像からもボタン電池の負極のポッチ部分に何やら付着していそうですね。過去の経験から、恐らく以前の持ち主が、液漏れを起こしておられアルコールなどで洗浄せずにそのまま譲った後に腐食が進行してしまったという顛末のような気がします。

この腐食により導通が取れず起動不良でしょうね。

では、現物を拝見します。

現物を拝見するとやはり腐食がぽっちにてんこ盛りになっていますね。

その他の電極部は問題なさそうなので、この腐食を研摩します。

まずは、接点復活剤やアルコールで除去を試みます。

というのは、研摩してしまうとニッケルメッキも剥がしてしまい鉄がむき出しになります。

そうすると一気に鉄表面の腐食懸念が一気に増しますのでできればメッキ上が粉だけならばそれを除去できればという希望もあります。

ニッケルメッキは、鉄よりもイオン化傾向の差から酸化を防ぐことがよりできますからね。

ですが、腐食はメッキ内部まで侵食しており残念ですが全て研摩します。

ルーターの研摩刃で綺麗に研摩し研摩の粉を綺麗にします。

これにて無事起動するようになりました。

動作確認

問題ありませんね。

因みに、蓋のネジが潰れかけておられたので、当医院オリジナルのワッシャー付きネジをお付けして返送します。

初代たまごっち用 ワッシャー付きネジは、こちらのページで販売しております。


もういい大人ですが、久しぶりに遊んでみようと電池を入れました。

しかし電源が入らず、ネットで調べて相談させていただきました。

到着後、すぐに修理していただき、あっという間に治ってしまったという感じでした。

またネジの溝が少し潰れているということもご指摘頂き、おすすめのネジを購入しました。

何よりもお気に入りだったので、捨てるにしても直らないとわかってからにしようと諦め半分でお願いしておりましたが、また長く遊べそうで本当に嬉しいです。

おもちゃの病院があって良かったです。

またお願いすることがあると思いますので、その時はまた診ていただきたいです。 今回は本当にありがとうございました。

~依頼者様のご感想より~

たまごっちみーつ サンリオキャラクターズみーつver. 液晶埃取りと断線修理

何気に最近依頼が急増している、たまごっちみーつのサンリオ特別Verの修理依頼です。

液晶画面のレンズ間に埃は入り込んだということで、依頼者様がご自身で埃取りに挑戦したところ、基板上の導線半田部分が取れてしまい、もうどうにもできなくなり相談がありました。

他の案件同様に使用されている導線の被覆が固化してしまい、開封時の応力で脆くなった半田付け部が取れたしまったという事態です。

取れた半田付け部以外にも、残してしまったホコリも再度清掃します。

依頼時の画像から取れてしまった導線は圧電素子の正極ですね。

液晶とレンズ間のホコリはこのままでも問題ないレベルですが、拡大鏡でみると何かありそうなのでお掃除をします。

圧電素子の正極が取れていますね。接着剤で固定もされているので接着剤の残骸も剥がしつつネジを外します。

基板を固定しているネジを外し液晶画面をみたいのですが、絶縁シートのネジ頭の上に被さっているので開きながらネジを開きます。

恐らく主様が先にお掃除した際の指の指紋が付いていたので綺麗にします。

レンズ側に汚れらしき跡がありますので綺麗にします。

細かい傷もあります。これが何やらホコリに見えたのかもしれません。

ですが、拡大鏡で確認できるレベルだと製造時の組み立て作業ついてしまうようなレベルですね。念のためできる範囲で綺麗にします。

因みに、たまごっちのレンズのプラスチックはアルコールで簡単に溶けてしまうので、お掃除する場合は水拭きとなります。

可能な範囲でできるかだけ綺麗にします。

お掃除などの作業で実は、導線がさらに2本取れてしまったのでまとめて再接続してしまいます。

半田付けもしっかりしておきます。

組み立てをして動作確認をします。

動作確認

問題ありませんね。以上で修理完了です。


この度は本当にありがとうございました。

どうにもならないと思ってましたが ここに辿り着き相談し本当に良かったです。 色々な質問に対しすぐ回答して下さり安心してご相談できました。

毎日大切に育てており本当に嬉しいです。

この度は治して下さり本当にありがとうございました♪

~依頼者様のご感想より~

アンパンマン わくわくクレーンゲーム クレーン枠歪み矯正不可能

地域のおもちゃ病院で、アンパンマン わくわくクレーンゲームの修理依頼がありました。

クレーンの移動がおかしいということです。

開院当日の会場では問題なく動いてしまいました。おもちゃ病院あるあるですね。

遊ばれておられるのは、お孫様ですが詳しい状態は何とも不明な点もあり、ひとまずお預かりして動作の不具合自体もこちらで調べてみるということになりました。

持ち帰り引き続き状態を調べてみると、いろいろ問題が分かってきました。

クレーンの移動時に、ガガガとギアの噛み合わせが悪く滑る現象が出ています。

当初は、よくある経年使用でのギア割れかとも思っていたのですが、分解時に各ギアを調べましたが問題ありませんでした。というか、使用頻度も少なく状態もよかったです。

このギア噛み不具合でクレーンが枠の末端まで正常に移動できず、検知スイッチが反応できないという不具合も併発されていました。

では、さらに調べます。

まず、天井の蓋がカパカパしています。

ご家族の方があけたのかもしれませんが、数か所のネジが緩んでいます。

しかも、透明ケースの四隅の内、2箇所の支柱のネジ穴が割れて取れています。

おっやー?

落としたりして衝撃で割れてしまったのでしょうかね。

2箇所同時に割れているので、ネジの締め過ぎなどは考えづらいですね。

このネジが緩んでままですと、天井の水平が狂ってクレーン移動時のレールギアとの噛み合わせが弱くなるので、まずはこのネジを絞めれるようにします。

ネジ穴が割れてしまっているので、M3の長めのタッピングネジで下の筐体まで絞めておきます。

穴径はM3です。

このままM3のタッピングネジで絞めると透明のケースにひび割れが入ってしまうので、M2.5位の下穴をあけてゆっくり絞めます。

綺麗に締まりました。

では、クレーン移動時の不具合の原因解析を続けます。

この画像からも目視で分かる具合、天井からクレーンを押してあげる枠が歪んでいますね。

曲がり癖が付いてしまっており、クレーンモジュール全体をした方向へ押す圧が低くなっています。

中央部が凹むような歪みです。何か湾曲するような力が継続して長期間かかっていたようです。

しかも、レールギア側のレールの水平も何か湾曲してギアとの隙間が所々あいています。

何か原因が分かってきました。

ネジ穴の割れもあるので、以前落下などで衝撃を与えてしまい、ネジ穴の破損以外にもギアズレが起きていたようです。

そこですぐ処理をしてギアズレを元に戻せば良かったが、そのままの状態で長期間保管したため、クレーンの枠が歪んだ状態で湾曲した癖が付いてしまった。

これら湾曲のためギア噛みに隙間ができてしまい、ガガガとギアがすべってしまうようになったと思われます。

そこで、一旦分解し湾曲したギアの組み直しをしました。

ある程度は改善できましたが完全な矯正は不可能でした。

当医院では、このクレーンゲームの修理は承っておりません。

理由としては、宅配便の輸送途中の振動でギアの噛み合わせズレが頻発し、修理後に返却しても不具合の再発が頻発するためでした。

過去に数度お繰り返しを繰り返す事態になり、輸送料だけで新品が購入できるような事態になりました。

依頼者様には、ギア滑りが出た場合は、電源を入れ直していただくという運用で対処をお願いすることになりました。


プリキュア スカイミラージュ プロペラズレ修理

地域のおもちゃ病院で担当した案件となります。

プリキュアというアニメで登場する武器(!?)の修理依頼がありました。

残像効果を利用した、以前修理経験のあった、CSM仮面ライダー1号変身ベルトのタイフーンの電飾と同じ仕組みです。

仮面ライダーベルトは、電飾側への給電は稼働軸にバネで正極負極の電極が2極で接続されて給電されておりましたが、スカイミラージュは、コイルによる電磁誘導にて給電されていました。

この点のおもちゃはたくさん市販されており、私もUSBファンや球体の電飾に地球儀や時計など自身の好みでプログラムできるものも持っています。

街中では看板などでも見かけますね。

さて、今回のおもちゃの名前も、”スカイ・ミラージュ”! 蜃気楼ということは、遠くの海の上によくみるやつですかね。

同様な修理記事は、インターネット上位たくさんありました。自分も参考にさせていただき無事修理することができました。

世代的に新型の三菱製のスポーツカーみたいな名前ですね。

故障というのは、お子様が落としてから、LEDで光るプロペラの回転時に干渉ノイズのようなカタカタ音がしているそうです。

因みに、ネットの記事に、もう一度落下させるなどの衝撃を与えると元に戻るような記事を拝見しましたが、やめた方がいいです。この記事を最後までお読みになると、その衝撃でカプセルが割れてしまう危険性やズレた軸が外れてしまうことや、さらに悪化させる懸念も大いにあることが分かるでしょう。

干渉ノイズ

マイクから拾った音は小さめですが、実際は気になるレベルのノイズになります。

落下の衝撃で回転軸が曲がり回転体が筐体に干渉してノイズが出ているような感じです。

実は、作業開始前にインターネットで検索をすると同じ現象の修理例が多くヒットします。

落下の衝撃で回転軸に六角ネジで留めてあるプロペラがズレて留め部が筐体の一部がぶつかり回転時に干渉ノイズを発するとのことです。

この他にもプロペラのズレが酷く干渉ノイズどころか回転しないという故障報告もありました。また、逆にプロペラが取れてしまうという故障もあります。

恐れく今回の件も落下の衝撃で干渉ノイズが出ているのでしょう。

でもぱっと見、分解が厄介です。

プロペラの収まっている透明の球状のカプセルは接着固定です。

やはり皆さんノコで切り開いていますね。

では分解して状況を確認します。

縁の合わせ目を接着剤の点付けで固定していますね。

この溝に沿ってノコで切り開かないといけません。

で、本体内部もどうなっているか確認します。

球体下部も接着固定ですね。

ん?

目についたのですが、ネジ穴らしき穴はありますが、塞がっています。

恐らく当初設計ではネジ止め設計で金型は設計したが、コスト削減で接着固定することに方針転換されたのでしょう。

このネジ穴は、参考にした修理記事をマネてネジ止めしてみました。

ではでは、ノコで切り開きます。

ここで注意です。

作業の皆様の中に点付けされた接着であれば、うまくこじればカパッと開いてくれるんじゃないかと抉る人がおられるかもしれません。

絶対だめです。

こじった弾みで透明カプセルの縁が割れる可能性があります。

ここはノコで慎重に切り開く方が、後述修理後の仕上がりもとても綺麗にできます。

では、作業のためカプセルのみになるよう取り外します。

基板と導線4本とエナメル線2本で接続されています。

一応メモっておきます。エナメル線は、2本とも外してしまうと極性が分からなくなってしまうので、マジックペンでCO-側を黒で色塗りしておきます。黒で色塗りされている方が、CO-です。

半田付け部を外しカプセルのみにします。

これで作業ができるようになりました。

手持ちOLFAのノコを使用します。

周辺からノコを入れますが、プロペラ部にぶつからないように慎重に作業します。

底部も回りから徐々にノコでせめて行きます。

急いでプロペラの土台までも切り込みを入れないように注意します。

ノコのカットくずが出ますが切れに掃除しながら作業します。

無事、余計な傷もつけずに開帳できました。

モーター部を露出させ干渉部を確認します。

因みにこのエナメル線のコイルが給電側のコイルになります。

ここですね。

この回転部が筐体を干渉しノイズが出ているのですね。目視でも分かるぐらい干渉しています。

実際指で回してみてもカタカタ音がします。

干渉ノイズ

指で回しても音がします。

事前予習でこの干渉部は六角ネジで留めてあるのでそのまで露出され位置ズレを元に戻します。

プロペラのキャップを外すとネジが見えます。

このネジを外してネジ部を露出させます。

電極側内部に受電側のコイルがありますね。

電飾側のICやLEDの消費電力が低くできたので電磁誘導で給電できるようですが、先の仮面ライダーベルトのような規模だと電磁誘導レベルでは電力不足なのでしょうね。

隅にあるM3のナットは回転時のバランス重しですね。

やっとお目見えしました。このネジを緩めて位置を外側に少しずらします。

このぐらい空ければ大丈夫でしょう。回転テストをしてノイズの解消を確認します。

ノイズ解消確認

大丈夫ですね。位置調整はこれぐらいにします。

次に元に戻すために切り開いた箇所の処置をします。

切りくずを取り除き再度接着できるようにします。

で、前述のカプセル下部はネジ止めをしておきます。

既にある下穴の中心にドリルで穴をあけます。

M2 * 8mmのタッピングネジでぴったりです。

実は、再度の故障時にまた切り開くことを考えると接着箇所はできるだけ少なくしたいと思いました。

カプセル下部は、そもそも本体に挟まれさらにネジ止めされるのでこの2箇所のネジ止めのみとします。次に上部の接着をします。

接着剤として透明のエポキシ接着剤を使用します。弾性のエポキシ接着剤は乳白色ですし、セメダインのスーパーXは、完全固化しないので固定後もネバネバしゴミなどで汚れる懸念のため透明のエポキシ接着剤を選択しました。

仕上がりを綺麗にするために、溝に沿ってマスキングします。

浴槽の目地のコーキング処理と同じですね。

開いた溝を埋めるように接着剤を充填しますが、粘性のひくい接着剤を使うとカプセルの中に垂れてしまい終わりの世界になりますので、作業に自身の無い方はカプセルの淵に接着剤をのせ貼り合わせてください。

エポキシ接着剤が固化し始める前にマスキングテープを剥がします。

とても綺麗に仕上がります。

ばっちりですね。接着面も分からない位にしあがります。

動作確認1
動作確認2

干渉ノイズも消え動作も問題ないですね。

いやでもなんとも、ファンシーな武器?ですね。

ん?武器ではなさそうなのかな?

これも変身アイテムなのかも。

以上で修理作業完了です。


たまごっちプラスカラー 半田取れクリスタル交換修理

たまごっちプラスカラーの修理依頼がありました。

設定した時計が進まないので、たまごも孵らないとのこと。そこで、主様自身で本体もあけたところ導線が取れてしまい、もうどうしようもなくなったところで依頼となりました。

この種のたまごっちですが、経年で導線の被覆が固くなり開封すると応力で半田付け部分で取れてしまいます。

まぁ開封すると導線は取れると思っていいでしょう。

また、乾電池の液漏れで導線が取れてしまうことも多いです。

では、まず導線が取れたところを再半田して、例の時計の件を調査します。

電池ボックス負極の導線と圧電素子負極の黒の導線2本が取れていますね。

懸念された乾電池の液漏れが原因ではなかったので、このまま導線を剥き再半田します。

太めの電池ボックス負極の導線は腐食もなく導線も綺麗です。

※液漏れで断線するとこの導線の芯線が真っ黒に錆びるんですよね。で、半田も全くのりません。。。

こちらも綺麗ですね。サクッと再半田します。

もちろんですが、圧電素子の銀メッキには専用の銀入り半田を使います。

ここでやっと時計が進まない原因を解析します。

おや!?

かぼちゃのジャック・オー・ランタンの明かりが点滅したまごも揺れていますね。

で、時計の描画すすみません。

時間の設定はできますが、時計が進みません。

ん?ん?ん?

基板の中央の上に円筒のクリスタルがありますね。

いつもの32.768kHzで時計のタイミングを生成していることは容易に想像できます。

システム仕様が不明なのでアレなのですが恐らく起動時は低速のCR発振で起動していそうです。なので、液晶に写っていたかぼちゃと卵が動いていたと思われます。

ですが、発振周波数が極低速なので、時計が進むっちゃ進むんですが低速過ぎて1秒すらも進まないのでしょう。※もしかすると、かなり放置すると進んでいたかもしれないですね。

で、原因を突き止めます。

クリスタルが発振していません。貼り付いていますね。

時計が進まない原因はこれですね。

外して部品に刻印がないのですが、時計系は32.768kHzです。

小っちゃい部品なので、最近半田付けに苦労するようになりました。

まだ拡大鏡なしの裸眼でOK牧場なのですが、その内老眼で半田付けできなくなるかもしれません。※老眼が進み近眼が解消され、今年の検診で視力が改善していましたが、、、。

問題なさそうですね。

カメラの感度で液晶も明るく写っていますが実際は暗い目になっています。

他の依頼でもよくあるのですが、この種のカラー液晶の経年劣化で暗めになり進行すると部分的に点滅しだすそうです。

恐らく液晶の劣化なのでどうしようもないので現状でお使いいただくことになります。


動作等全く問題なく使えており、時間が進み、卵が孵った瞬間とても嬉しかったです。

本当にありがとうございました。

裏面の青マジックも綺麗にして頂き、丁寧な作業感謝いたします。

おもちゃ病院にご依頼して本当に良かったです。

~依頼者様のご感想より~

アンパンマン すくすく知育パッド 液晶交換

タッチ操作ができなくなったということで修理の依頼がありました。

ただ、タッチの反応がですね、起動時最初の『タッチしてね』には反応するが、その後のタッチ操作全てができないという状況でした。

最初のタッチとその後のタッチの検出が違っているのでしょうかね。

タッチした画面位置を検出するため、各層間の抵抗値を4線で引き出しているのですあ、最初のタッチのみタッチという動作のみを検出し、その後のタッチは位置(X,Y)の位置を検出するための抵抗値なので、恐らくは違うんでしょう。

ちょうど、同じすくすく知育パッドから取り外しタッチパネルのみを新品に交換した在庫がありましたので、その液晶モジュールに交換し改善するか確認します。

目視確認しますが、導線外れなどもないですね。

フラットケーブルもこれといった不具合らしき箇所もありません。

4線の半田部も半田クラックもなく、導通チェックでも導通しています。

以前、マジカルスマートノートという製品でタッチパネルのタッチ感度のみが故障するという事態もあったので、タッチパネルの感度異常や故障という故障モードもあるのでしょう。

さて、故障の切り分けをするため、在庫の液晶モジュールに交換をします。

もし、位置検出のハード側の故障かもしれません。

動作確認

液晶のみを暫定接続し動作を確認すると問題なくタッチ操作ができます。

やはりタッチパネルに問題あったようです。

さくっと交換してしまいます。

元々本体に付いていた液晶はクッション性のテープで固定されているのでドライヤーで温めてゆっくり剥がします。

コネクタ部はテープでも固定します。

動作確認

タッチ動作も問題ありませんね。これにて修理完了です。


この度は修理いただきありがとうございました。

上の子が3歳の時に購入しよく遊んでいたのですが最近下の子が使うにあたり不具合が生じて困っていたところこちらをネットで見つけて修理依頼させていただき良かったです。

先程受け取り下の子が早速遊んで喜んでおります。ご対応が早くとても満足です。

~依頼者様のご感想より~

Furby Boom モーター交換修理

Furby Boomという商品です。恐らく、日本語ではファービー ブームと表記するのだろう商品の依頼がありました。修理のお問い合わせから修理完了まで三ヶ月程かかりました。

ファービーはファービーでも、2012年に発売された2012年版なのではありますが、この商品は日本未発売の商品のようです。外箱、取説とも英語で表記されており、スマホ用の専用アプリでアプリ経由でスマホのスピーカーから何やら音を鳴らすと、ファービーがそれを受信してくれるような絵が取説にに載ってました。

恐らくは、人間の耳に聞こえない周波数帯で音声を再生しマイクでそれを拾うと反応してくれるのでしょう。ただ、残念ですが、既に専用アプリの配布も終わっており、この機能を試せなくなっております。

さて、今回のご依頼は、電池を入れて起動させても、すぐ電源が落ちてしまうそうです。また、その間、まぶたも、お口も頭やお腹のセンサーにも無反応とのことです。

起動不良

届いてすぐ状況を確認しましたが、各センサーに無反応ではありますが、電源が落ちるというよりは再起動を繰り返しているようです。

実は、2012年版のファービーの故障修理の事前勉強をしており、その中の記事にモーター故障の記事がありました。

初代ファービーと同様に起動時にモーターが回転しないと各種センサーが反応せず、一大事だということで再起動しているような事態と予想されます。

では、ぬいぐるみを脱がし内部を確認しようと思いますが、以前にも同じ問題にぶつかりましたが、今回も同じ問題にぶつかりました。

簡単にぬがせることができません。

以前、ピンク色の2012年版のファービーのスピーカー故障修理をした際に、耳外しができないとぬいぐるみがぬがせられないという問題にぶち当たりました。

記事はこちらです。

スピーカーの交換だったので、ぬいぐるみはぬがせずに筐体を開きスピーカーを交換しましたが、今回は完全に分解しないといけないため、何とか耳を外さないといけません。

ぬいぐるみを脱がそうと試した方であれば、ご存知かと思いますが、耳周辺の固定にぬいぐるみの裏側にサポート材が縫い付けてあります。さらにこのサポート材には固定用にツメが複数箇所あり筐体に挿し込まれ固定されております。

ぬいぐるみを裂かずに脱がす場合は、耳の軸をぬいぐるみから抜かないといけません。そうなるとやはり耳自体を軸から外してサポート材から外さないといけません。

では、気合を入れて耳を外そうかと思ったのですが、この耳外しが、とてもとても大変でした。

片側だけの耳外しで約2週間半かかりました。両耳で約1ヶ月。

この付け根部分です。

耳の傘部分は、塩ビのようなシリコンのような素材で軸は樹脂製です。

パッと見、軸が差し込み接着されているように見えるのですが、なんとも接着の完成度が完璧すぎて透明になりどこまでが軸なのか分かりません。

少しこじって軸が簡単に抜けるかなと調べてみたのですが、もう強力過ぎてピンセットなどの工具でこじっても少しずつしか剥がせません。

恐らく、黄色の図示したような形状の軸先がはめ込まれて、かつ強力が接着剤で固定されていると思われます。

こじっても全然剥がれず、ピンセットや細いマイナスドライバーや平の彫刻刀も併用しましたが、手のひらが痛くて痛くて続きません。

外せた後から考えなおしてみると、綺麗に軸を外せるに越したことはありませんが、工数を考えると、耳の軸をカットし後で軸に金属棒でも埋め込み補修するか、耳を切り開き外した方が良かったと少し後悔しております。

耳を外すだけでひと月ほどかかるとなるとこれはこれで問題です。

これでやっとスタートラインに立てます。

では、ぬいぐるみを脱がしましょう。

お腹まわりのタッチセンサーのカプラーと外します。

お口と目の周りのサポート材は、1点ネジ止めされていますので外します。

ここからが次の難関です。

各所のサポート材は、ツメでとめられています。

あごのツメです。

各所のツメは、マイナスドライバーを差し込むとツメのロックが外れて簡単に抜けるようになっています。間違っても力任せで抜くと引きちぎれます。

お腹周りのタッチセンサーは、たぶんアルミ製のホイルがセロハンテープで張り付けられており、基板までの導線にはカシメられた電極に半田付けされています。

半田付け部の半田を溶かして導線は外してホイルを剥がしておきます。

耳周辺のサポート材は、一見外せないかとヒヤリとしますが、ピンセットでゆっくり引き抜けます。

下側と上部の2箇所にあり、上部のツメが耳を外さないとツメ自体も外せないようになっています。

頭頂部のセンサーも同じように外します。

やっと、やっとここまで分解できた。

長かった。。。

届いてから、もう一月以上経過しています。

ご覧の皆さん、2012年版のファービーで、おなじFuby boomを分解しようとする場合、耳の外し方を今一度検討ください。

そういえば、分解の目的は故障原因を探ることでした。。。( ̄▽ ̄;

夢中になってしまい、本来の目的は修理だった、、、、。

さて、起動するが、再起動を繰り返してしまう原因を探りましょう。

さて、駆動モーターはすぐ見えているので外します。

やはり、モーターが回りません。

覗き穴から覗いてみると、片側のブラシのテンションが無くなっているようです。

ブラシの先が削れてコミュテータに接触できていないようです。

また、残念なことに汎用性のあるモーターではなさそうです。

ネット修理記事では、CDやDVDの回転駆動用のモーターでも使用されているようです。

外形サイズとモーターのカバーに刻印された型番で検索してみると同じようなモーターがヒットします。

ヒットする商品のほとんどが軸の短いタイプなので、注意が必要です。

軸の長いタイプを探してみると、国内のAmazonなどでは高すぎて購入できません。

Aliexpressで物色すると何とか購入できるものが見つかりました。

ですが、電極の形状や取り付け仕様が異なります。

ノイズ対策用のチップコンデンサーが付いた基板がケースGNDされているのですが、この基板は正極と負極の電極に半田付けされ固定されています。

が!

入手したモーターは、筐体内部からケーブルで引き出されています。

じゃあ、そのまま付いている導線で接続してしまえばいいんじゃね!?

と思いますが、そうは簡単に問屋は卸しません。

ファービー側のモーターの収まる下部に何やら突起が付いています。

???

何だろうと思っていたらその目的がすぐ分かります。

なるほど、モーターを固定するために元々導線が出ていた穴は、今回のファービーのようにモーターの固定穴としても使えるようになっています。

それぞれ適応する製品によって、どちらのモーターを使用するかなのでしょうね。

困りました。どうしよう。。。

もう入手できるモーターはこれしかないので、入手できたモーターでどうできるか考えましょう。

おもちゃドクターの力の発揮どころです。

半日考えました。

突起を削りモーターを何とか収まるようにします。固定方法は他の方法を検討します。

チップコンデンサの基板は導線の接続位置の兼ね合いで上下逆位置になりますが、ケースGNDの半田付けで固定します。

プラスマイナス間違いようにします。でないと、回転方向が逆になってしまいます。

元々のモーターの電極はカットされておりますが、電極の端はむき出しなので、基板の正極と負極を逆にして付けるとショートの危険性があります。逆に付ける場合は、しっかり剥き出しの電極を絶縁する必要があります。

基板はケースGNDのみの半田付けなのでグラグラしているので、エポキシ接着剤で固定しておきます。

こんな感じで収まります。

実はケースGNDの半田の盛り上がりがモーターが収まる筐体の隅にぴったりハマりまして、先の突起状のボスがなくてもグラグラしなくなりました。結果オーライでした。

1点、注意ですが、ウォームギアのはめ込み位置は、モーター側ギリギリでないと回転時に干渉ノイズが出ます。

前述のボスは、上下方向の固定にも寄与しているようで、ボスがないと回転時に上下にグラグラしてしまうようです。

そのグラグラの上死点がモーターカバーに干渉します。ガガガと干渉ノイズを発しますので、すぐ分かります。

このような感じで収めます。

なかなか綺麗に収まりました。

この状態で仮り組み立てし動作確認します。

うまく動いてくれるでしょうか?

仮り組み立て動作確認

各タッチセンサーの反応もよさそうですね。

では、このまま組み立ててぬいぐるみを着せます。また、外した耳が接着剤で再度固定できるかも次の難関になります。

外したタッチセンサーのアルミ箔を取り付けます。

因みに、箔の途中が切れないようにします。でないと切れた先をタッチした際に反応しなくなります。

ツメの慎重に差し込みます。

アルミ箔も外した導線をカシメ部に半田付けし再度張り付けます。

とりあえず、耳以外までの組み立ては完了した時点で再動作確認します。

ぬいぐるみを被せる途中で何か問題は発生していないか確認するためです。

仮組み立て動作確認1
仮組み立て動作確認2

よさそうですね。

耳を再接着するので、耳の接着後に何か不具合は発見された場合は、また耳を外さないといけないという事態になります。

耳は、お馴染みの多用途のセメダイン スーパー X ハイパーワイドで固定します。

この接着剤は、弾性接着剤なので、耳軸まわりの毛に付着しないようにマスキングもしておきます。

接着剤が固まった後でぬいぐるみの毛に接触するはみ出た接着剤は綺麗に剥がしておきます。

剥がした軸部分の濁りは残りますが、しっかり固定できました。

動作確認

就寝中

さてさて、受け付けから二か月半、修理自体というよりは耳外しに時間を要しましたが、無事修理できました。

これからも活躍してくれるでしょう。

以上にて修理完了です。


この度は、本当にありがとうございました。

息子も喜んでおります。

良いクリスマスになりました。

~依頼者様のご感想より~

アンパンマン おしゃべりいっぱいことばずかんDX 昇圧電源配線故障修理

DXデラックス版のタッチペンの修理依頼がありました。

今夏まで動作していたそうですが、急に起動しなくなったそうです。

全くのうんすん状態です。

タッチペンでよくある故障の電源スイッチの接触不良や電池ボックスの液漏れ腐食も懸念されます。

開封し内部を確認しますが、液漏れの腐食もなく電源スイッチの接触不良もありません。

基板端で正常値の電圧が上がっております。

では基板を外して眺めます。困ったときはこれに限ります。

昇圧コイルの裏面のGND面に腐食のような痕があります。GNDのベタ面かレジスタなのかまでは不明です。

昇圧用のコイル鳴り防止用のシリコンがVIAの穴を伝って浸食したようです。

ですが、このGNDの配線自体には致命的な影響はしておりませんでした。

電源の給電回路を解析します。

SoCやイメージセンサー向けに乾電池の3.0Vを3.3Vに昇圧しております。

SL刻印のショットキーバリアダイオードと2L7Rのステップアップコンバーターです。

この昇圧回路は正常に昇圧電圧が出ております。この昇圧電圧3.3Vが各半導体に供給されております。

で、その横のCNP2刻印の電圧検出ICが目にとまります。

LN61C系の2.2v検出用のいわゆるリセットICで乾電池の3.0Vをモニターしており、2.2vを下回った場合、Voutを0Vに落としネガティブ信号としてMCUのシステムリセットに使用します。※低電圧検出用ですね。

さて、このVinは、正常に3.0Vが印加されておりますが、Voutが、0.6V程度です。

おっやー?

このリセットICの挙動が怪しいですね。0.6Vですと、制御ICが、ずっとリセットしっぱなしかもしれません。

ですが、アンパンマンのタッチペンでは、乾電池の容量が低下した場合は、『乾電池を交換ししてね』といいますが、リセットがかかりっぱなしではあるかどうか分かりません。

というかシステム仕様が不明です。

まず、目視でも問題ありませんでしたが、半田クラックも懸念されるのでSOT23の3端子とも半田を溶かしなおししてみます。

すると!

何か反応しだしました。

ですが、再起動を繰り返します。

動作確認

一旦電源を完全に切り再起動させます。

すると、今度は正常に動きだしました。

動作確認

うーん、何か釈然としませんが、このまま時間を置きます。

このような場合、半田コテの熱で一時的に回復はするが、たいてい時間を置くと再発します。

で、翌日様子をみると、、、再発しました。全くうんともすんともです。ほら、やっぱりね。

というか、どうも先の再起動を繰り返す動作もあり不安定な挙動です。

先のリセットICの電圧とも挙動が一致しません。

何か、もっと深い原因があり、今々見えているのは、その一端だと思います。

再半田したペーストが基板に残っているので、フラックスクリーナーを吹くとまた再起動を繰り返すようになりました。

全くもって不可思議です。この状況で要因をひとりブレストします。

  • まったくうんともすんともである原因は、主電源が上がっていないのか、電圧検出信号がないためのどちらかか両方ともが原因
  • 再起動を繰り返す原因は、主電源が不安定でリプルしているかもしれないか電源補償用の電解コンデンサーが劣化して容量が低下しているかESRが劣化している
  • 再起動する場合は、かならずスピーカーからの発声に連動しており、スピーカーが駆動するタイミングと何か関係している
  • スピーカーを一旦外すと無事起動終了し待機状態まで進行する

オシロで波形品質も確認します。

3.0Vでは、起動しないか起動しても再起動を繰り返すようです。

もう電源がめちゃくちゃですね。発声のタイミングと連動しています。

次に先のLN61CのリセットICのVinとVoutを観測します。

黄色は、Vinの主電源で水色は、Voutの検出信号です。

電源スイッチをOnにするタイミングで瞬低し復帰しますが、Voutは、リセットの閾値である2.2vを復活しても元も戻りません。うんともすんともの原因は、Voutが復帰しないため、どうもシステム用の制御ICが停止していそうです。

また、このLN61CのICチップは交換用のチップもないので、故障の切り分けのため、SOT23のICを外しVinとVoutを短絡してみます。

本来は、電源の低電圧検出用なのですが、本ICが何か悪さをしていないかだけの確認なので、チップを外しリード線で短絡してみましたが、何も変わらずでうんともすんともです。Voutも2.2V以上の3.0V供給されていますが変わりません。

おや!?怪しいとみていたLN61C回りはどうも白のようですね。

そうすると、元々の主電源の品質が悪く、そもそも正常に起動していなかったという可能性が高くなってきました。

ここで主電源の電解コンデンサーの劣化を懸念し交換してみます。

基板には、3個の電解コンデンサーが並んで付いており、並びの両端の100uFと47uFが、システム側の電源補償用です。真ん中の47uFが、3.0Vの電源補償用です。さくっと交換してみましたが、改善しません。電解コンデンサーの劣化も白でした。もちろんですが、容量とESRはチェック済みの良品を事前には確認済みの部品に交換しています。

が!この両端の100uFと47uFの電解コンデンサー端の電圧が低く出ております。

あれ?昇圧IC端の電圧は正常なのに、電解コンデンサー端で異常が出ております。何か主電源が昇圧された後と電解コンデンサーまでの経路に何かありそうです。

そこで、判断材料をもっと得るために電源供給を安定化電源から供給し3.0Vよりも少し上げてみます。で昇圧回路の電圧と電解コンデンサー端の電圧をモニターします。

3.0V・・・起動しないか起動できても再起動の繰り返し。昇圧後の供給電圧が電解コンデンサー端では、-0.2V程低下。

3.1V・・・起動の安定度がアップするが、音声に雑音が入り再起動することもある。昇圧後の電解コンデンサー端では、やはり-0.2V程低下。

3.2V・・・正常起動する。昇圧後の電解コンデンサー端でもやはり-0.2V程低下。

先の昇圧回路の出力電圧はモニターしましたが、どうもこの電解コンデンサー端の電圧の降下が問題のようです。本来3.3vを供給しないといけませんが、-0.2Vの低下で3.1V程になると、どうも挙動が不安定になります。

昇圧ICであるSOT23の端子をチェックすると正常電圧に昇圧されておりますが、電解コンデンサー端で異常な電圧になるので、この経路を調べます。

コイルのシリコンの下に配線があります。

昇圧回路のICを外しVIAを確認します。

ここで、電解コンデンサー端とこのパッド間の抵抗をチェックすると、数kΩの抵抗値を示します。

おおおー!これだー!

長かった。調査を開始してから3日も掛かってしまった。

シリコン裏の配線とVIAがシリコンで腐食し抵抗成分をもったのでしょう。この抵抗成分による電圧降下でシステムに使用されるシステム用電圧3.3Vが3.1vに低下し、抵抗成分で電流も大きく制限されてしまうので、不安定な挙動を示していたと思われます。

ギリギリ電流が間に合えば再起動程度まで復帰できたが、そのほとんどは、起動できない場合であったようです。音声用のオペアンプで発声に連動し電流がさらに食われると顕著に不安定さが現れるのですね。

そこで問題の配線と並行になるようにリード線を追加します。

これにて全く問題なく起動し絵本の絵柄にも反応するようになりました。

動作確認

かなり難航しましたが、観測された事象から原因を推測し、一つづつ確認し排除することで主因を突き止めることができました。


はしご車の稼働軸修理

車が好きなお子様からはしご車の修理依頼を地域のおもちゃ病院で対応しました。

はしごの上下稼働軸が画像のように折れてしまったとのことです。

はしごの上下位置を勝手に動かないように上下稼働時には強めに動かさないといけない設計です。

はしごの支えのシリンダー部には、シリコンのゴムリングが仕込まれており、そのようなために稼働時に大きい力がかかり折れてしまったと思われます。

さて、このような修理では、接着なぞという方法はまた直ぐ折れてしまうのでダメです。

軸径がΦ=4mmなので、手持ちのM4ネジとナットで修理します。

折れた箇所に4mmのドリルで穴をあけネジを通します。

両方の穴にネジを通します。

ここで注意です。

ただ単にネジとナットで絞めただけでははしごの上下稼働運動の妨げになりますので、隙間をあけゆるゆるにしてダブルナットで絞めつけておきます。ダブルナットには嫌気系のネジロックを塗布して修理完了です。